新入社員研修はどのようにして行う?押さえるべきポイントについて解説
新入社員を採用すれば、まず研修を行う企業が多いでしょう。しかし具体的にどうやって研修を進めればいいのかで迷っている担当者も多いでしょう。新入社員研修のプログラムを考えるにあたって、新入社員を効率的に育てるためには何を教えるべきかという視点で考える必要があります。
この記事では、新入社員研修について詳しく解説します。
新入社員研修で必要なこととは?
新入社員研修で教えるべきこととしていくつかあります。仕事を進めるうえで必要なスキルを教える、自分の会社について理解してもらえるようなプログラムを作成するといいでしょう。
必要なスキルを学ぶ
まずは仕事をする上で欠かせないスキルを学べるようなプログラムを用意しましょう。まずは社会人としての基本的なビジネススキルについてです。報連相の徹底やスケジューリング、またどの業種でも抱えないITスキルについて学習するプログラムを作成してください。ITに関してはセキュリティ対策などのリテラシーを教えることも忘れないでください。
そのうえで職種別に必要なスキルも学ばせることです。例えば営業であればコミュニケーションスキルやテレアポのやり方やマナーなどについてです。また事務系であれば簿記の勉強といった感じで、職種で必要なスキルを習得できるようなプログラムを組んでください。
自社を理解してもらう
就活の際に企業研究を行っている人も多いでしょうが、自社を理解してもらうためのプログラムも含めるのがおすすめです。まずは企業理念やビジョン、事業目的に関する理解です。基本的なことですが企業について教えることで、新入社員は自身の果たすべき役割を認識できます。またグループワークに取り組む時間を与えるのもおすすめです。同期が一緒に作業することでお互いの関係性を深められます。社内で孤立することも防止できますし、いざ連携して仕事に取り組む際にもスムーズに進められます。
ストレス対策
会社にとって社員は重要な資源です。ですから社員の健康管理を行うことも大事です。特にその中でも近年会社が取り組むべき課題として、ストレスマネジメントがあります。ストレスを過剰に溜め込んでしまってメンタルが不調になり休職するとなると、会社にとっても大きなマイナスです。ストレスにはどう対処すればいいか、研修の中でしっかり教えるべきです。
新入社員研修の進め方
新入社員研修をすることになって、どこから手を付ければいいかわからないという人もいるでしょう。研修の進め方について解説しますので、参考にしてください。
自社で行うか
新入社員研修を自前で行う方法もあれば、弊社のような専門業者に外部委託する方法もあります。自社で実施するのであれば日程調整なども研修内容もすべて自分で行えるので、自社に沿った形のプログラムを組めます。コストカットもできますが、自分たちで考えないといけないので相当な準備期間が必要です。外注すればお金はかかります。しかし研修内容などすべてお任せできるので、自分たちは本業に専念できるのが魅力です。
実施期間を決める
研修期間をどのくらいにするか決めておきましょう。これは専門業者に外注する場合でももちろん必要です。期間はピンキリです。1日で終えるものもあれば、時間をかけているところだと3カ月近くのスケジュールで進めていくところもあります。もし新入社員を相手に研修をする場合には実務の経験がないので、3カ月くらい時間をかけて基礎からみっちり教えられるようなプログラムを組むといいでしょう。
研修内容を考える
どのようなスタイルで研修するかについても考える必要があります。ここで気をつけなければならないのは、座学だけに終始しないようにすることです。インプットだけでなくアウトプット、すなわち教わったことを実践することで初めてしっかり定着するといわれているからです。最初は座学でいいのですが、きちんとそのあとで実務を実践させましょう。そうすれば、実際に自分が職場でどう動けばいいのか、現実的に想像できるからです。
また研修時には振り返りの時間もあるでしょう。この中でミスがあればそれを指摘することになるでしょう。しかし叱責だけでは、社員のモチベーションが低下しかねません。良かったところがあれば、その部分はしっかり褒めてあげることが社員のモチベーションアップにつながります。
まとめ
新入社員研修を組み立てる際に、どうすれば社員が育つのか、即戦力になるのかを考えることが大事です。またインプットだけでなくアウトプットできるような環境を作ってあげることも重要です。
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