コラム
2023年05月31日

コンプライアンス違反で大損害も!コンプライアンス研修を解説

コンプライアンス違反で大損害も!コンプライアンス研修を解説

最近、コンプライアンスについて世間の関心がたいへん高くなっています。テレビの出演者の発言にも最大の注意が払われています

今後もコンプライアンスは重要なテーマになります。ところが、コンプライアンスは難しい内容で詳しい方はそれほど多くないはずです。コンプライアンスは世界規模の課題で、奥深いテーマだけに、盛んにコンプライスの研修が行われています。今回はコンプライスの研修について解説します。

そもそもコンプライアンス研修とは?

コンプライアンス(compliance)は、もともとは英語で、日本語で「法令遵守」と訳されます。法令遵守をそのまま理解すると、法律を守るという意味になりますが、最近は、法律を守るだけでなく、モラルや道徳に社会規範全般を遵守することが求められています。

コンプライアンスが法令遵守から、さらに守るべき範囲が拡大してきているだけに、コンプライスが個人レベルの問題だけでなく、企業全体レベルの問題として極めて重要になっています。

それだけに、現在求められているコンプライアンスを社員全員が同じレベルで、正しく理解するために研修が重要になのです。

コンプライアンス研修のアウトライン

コンプライアンス研修は、理解すべき範囲が広いのですが、一般的なコンプライアンス研修では、なによりも不祥事防止と、企業価値向上のための知識をしっかりと身に付けることです。

また、コンプライアンス違反した際に生じるリスクの大きさも理解し、さらに、コンプライアンスとして遵守すべき基本的な国の法令や、企業規則の知識をしっかりと身に付ける研修が大切です。具体的な研修の内容は、以下のような項目が含まれています。

社会人としての基本的なルールを理解

コンプライアンスは人事や経営者のみが強く意識すべきことではなく、会社に所属する社員一人一人、全員が同じレベルで理解し、常に意識して行動することが求められています。

なかでも、新入社員は社会人としての感覚や知識が未熟な面があり、早い段階で社会人・企業人として社会に受け入れてもらえるだけの、基本的なルールを理解し身につけることが求められます。

変化する.一般常識を理解する

不祥事を発生させる企業でよく見られるのが、その会社だけの常識、いわゆる我社の常識が、社会常識と大きく乖離していることがあります。また、個人レベルの常識が一般社会の常識と大きくズレていることもあります。

コンプライアンス違反のリスクは、新入社員に限ったことではなく、その組織だけに長く埋まっている中堅やベテラン社員の中にも、世間では通用しなくなった、自身固有のルールや常識にどっぷりつかっている方がいることもあります。

また、古い知識にこだわり、無意識のうちに世間一般の常識とズレた判断になり、結果として、コンプライアンス違反となることがあります。長期間続く「社内の暗黙の了解」が、常に変化している現代の社会常識に反していたり、適正でなかったりすることがあり、常に社会を観察する姿勢を身に付けることが大切です。

リスクマネジメントを理解

一社員が起こしたコンプライアンス違反であっても、個人としてだけではなく企業が社会的な責任を負うことになります。さらに、違反した内容に依っては企業ブランド価値の重大な損害につながりかねません。

従業員が社内で行った不適切な行動を撮影し、動画サイトへ投稿しただけで、売り上げが大きく減損市や企業があるほど、コンプライアンス違反は重大事件に発展することがあります。

コンプライアンス研修では、小さなコンプライアンス違反であっても、それが常に莫大な損害に広がっていく危険性を秘めていることを理解するように教えます。リスクが起きた際に悪影響を及ぼす範囲の広さを自覚させ、リスクマネジメントの重要さを理解させます。

企業価値向上

一方で、コンプライアンス遵守で企業価値の向上が図れることもあります。コンプライアンス遵守で、社会に「必要とされる企業」になれると、企業イメージは大きくアップします。

企業のコンプライアンス遵守へ取り組む姿勢も重要視され、コンプライアンス遵守の企業姿勢が、消費者に安心と安全を提供することが可能となり、信頼性が高く評価され、結果として、企業イメージの向上につながります。

また従業員からみれば、コンプライアンス遵守が正しい企業活動、正しい社会活動につながっていく自覚が芽生え、従業員の仕事への誇りや、属している企業の誇りにつながります。

まとめ

コンプライアンス遵守が声高に叫ばれる昨今、コンプライアンスを理解し、違反すると想像以上のリスクが発生することをよく理解しておきましょう。そのためにもコンプライアンスを学ぶ研修は必要です。

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人には、一人ひとり違った強み弱みがあります。各人が強み弱みをしっかりと自覚し、弱みを補強し強みを伸ばす、人材育成の研修も行っています。社内研修も、社外研修も承ります。どのようなことでもご相談ください。